【算数】  2年C組 「どんな式になるのかな」    
授業者 保坂 智子 
 重なりがある場合の順序数の加法の理解をねらいとする授
業を行いました。場面絵を用いながら,場面の様子を確認した後,みんなの人数の求め方を考えました。子どもたちからは,ブロックなどの図,絵,式,言葉などを使い,7+4,7+5−1などの答えが11になる考えと,7+5=12になる考えが出されました。
 「対話」の場面では,この2種類の考え方を,ブロックや図などと式を結び付けながら説明したり,その説明について問い返したりして応答し合う子どもの姿が見られました。「対話」の深まりとともに,子どもたちは順序数の重なりに着目するという「見方・考え方」をだんだんと働かせていきました。その中で7+5であると考えていた子どもたちは,そのまま足してしまうと同じ人を2回数えてしまうことや,重なっている部分を引く必要があることに気が付くことができました。子どもたちからは「同じ人を2回足さないように気を付けたい。」「いろいろな式があるんだな。」というふり返りがなされました。順序数の重なりに着目して,問題場面を正しくとらえる大切さを理解することができました。