【国語】  3年A組 「せつめいのくふうを見つけよう 〜すがたをかえる大豆〜」    
授業者 鎌田 雅子 
  説明の順序に着目し,文章構成の工夫をとらえるという「 見方・考え方」を働かせて読むことを通して,説明の順序の工夫とその効果を明らかにしていきました。
 「手間・時間順」「分かりやすい順」などどんな順序に書かれているのか話し合う中で「もし,姿が変わっていく順だとするなら,納豆は煮豆の次に来るのではないか。」という「問い」が一人の子どもから出されました。「いや,順番を変えてはおかしい。」という全体の反応。「対話」の視点を焦点化し「納豆の説明が煮豆の次ではいけない理由」を話し合いました。「納豆は特別」「『力をかりて』とある」「きなこまでは『ただの大豆』」という読みにより,7つの食品を2つのまとまりとしてとらえた子どもたち。説明の順序込められた筆者の明確な意図を見いだしたことにより,「あまり姿が変わっていない『炒り豆』が最後に出てきたら驚きがなくなる」「大豆の姿を変える工夫が簡単な順序に説明されると分かりやすい」など説明の順序が生み出す効果を実感することができました。