「60÷3」の式に「3の段の九九を超えていて,九九が使えない」と戸惑う子どもたち。折り紙60枚を3人に配る操作活動の中で「1枚ずつ配ると時間がかかる」「10枚ずつ配るといいよ」というつぶやきからスタートしました。10のまとまりに着目することで,九九を用いて解決できることに気付くことができるように,「10のまとまりを使って3人に折り紙を分けている図」と「60÷3=6÷3=2=20?」の考えを中心に話し合いました。
迷いのある子どもの発言を受けて,子どもたちは「0を取って計算し,後でつけるといい」「0を取ると計算が簡単」「6÷3=2は,10のまとまりで計算している」と,「仲間との対話」を通して,徐々に式の意味をとらえていきました。かけ算の時にも10のまとまりで考えて計算をしたことをふり返りながら,図と式を結び付けて10のまとまりで計算するよさを感じ,何十÷何の計算をする子どもの姿が見られました。
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