平行四辺形の作図方法と定義や性質が結び付いていることの理解をねらいとして授業を行いました。子どもたちが考えた方法の中から「三角定規を用いた方法」と「コンパスを用いた方法」の2つを取り上げ,なぜこの方法で平行四辺形がかけるのかを問いました。初めは戸惑う様子も見られましたが「仲間との対話」を通して平行四辺形の定義や性質に着目し,三角定規を用いるのは向かい合った辺を平行にするためであり,コンパスを用いるのは向かい合った辺の長さを等しくするためであることをとらえていきました。ふり返りにも「定義と性質を使って作図していることがよく分かった」「向かい合った角度は等しいという性質があるから,今度は分度器を使って作図してみたい」「定義と性質を使えば作図できると思うので,他の四角形でも試してみたい」等,ねらいに迫る記述が多く見られました。
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