前時に消防団の取り組みや工夫について学習し,消防団がどんな活動をしているか,市内にどのくらい分団があるのかなどを消防署と比較しながら調べた子どもたち。本時の授業では,更に消防団の必要性や社会の中での働きについて考えるために,あえて「消防署があるのになぜ消防団があるのか」と子どもたちに問いかけました。
子どもたちは,消防署と消防団の類似点や相違点に着目して考えるという「見方・考え方」を働かせ,グループでの「対話」を通して得た問いに対する答えを,ホワイトボードに書きながら整理していきました。「対話」の中で,「消防署だけだと人数が足りないから火事に対応できない。」「地域にあると安心できるから。」などの考えが出てきました。そして,「自分たちの住む地域を自分たちで守るためにあるのだと思った。」といった,地域で共に助け合う「共助」の働きに気付く姿が見られました 。
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