身の回りにあるてこを利用した道具のよさを,「てこのきまり」を使って説明することをねらいとし授業を展開しました。
はじめに,それぞれの道具を使う場面を設定したことで,「楽に切れる」「力が必要」などといった感覚をもとに,その道具のよさや使い方を,支点から力点や作用点の距離の関係を用いて説明する子どもの姿が見られました。「はさみは,支点に近いところで切った方が大きな力が出るので,厚い紙でも切ることができる」「裁断機は,支点に近いところが切れやすく,徐々に支点と作用点の距離が遠くなっていくので力が必要」などと説明する子どもたち。それは,支点・力点・作用点の位置関係に着目し,てこのきまりを生活場面に当てはめて考えるという「見方・考え方」を働かせながら,道具の中からてこの働きを見付け出す子どもたちの姿でした。
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