本単元では筆者の書き方の工夫やよい点・不十分な点を考えながら読むという資質・能力を育むことをねらいとしました。そのために,具体的数値,注意点,写真と対応する叙述等に着目し,その言葉があるときとないときを比べることを通して,分かりやすい説明の工夫とそのよさを考えるという「見方・考え方」を繰り返し働かせる活動を位置づけた単元構成にしました。
その結果,本時では,「四センチメートル」等の数字で長さを表す言葉に着目し,長さが正確に分かるよさに気付く姿や,「こうすると失敗してしまう」という注意点を伝える書き方に着目し,失敗を防ぐことができるというよさに気付く子どもの姿が見られました。
分かりやすく伝えるための説明の工夫を具体的に挙げられなかった単元の導入時とは違って,本時では,その書き方が使われていることのよさを考えながら,その効果を自分の言葉で表現する子どもの姿が見られました。
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