本題材では,1時間目に鑑賞を行ったことにより子どもたちはリコーダーの美しい音色へのイメージをもつことができました。また,リコーダーでのあいさつ遊びや旋律づくりを繰り返したことが,美しい音色を意識して演奏するという資質・能力を高めることにつながり,タンギングや穴のふさぎ方などの演奏技能も少しずつ高まっていきました。
本時のシラソの旋律を友達とつなぐ活動では,美しい音色で演奏するための「見方・考え方」として気を付けるべきポイントを一人一人が自覚し,優しく息を出したり,特に難しいソの音の穴をしっかりふさいで吹いたりする姿が見られました。また,友達とつなぐために速さを合わせたり,フレーズ感を出したりするなど,友達と合わせることによる新たな気付きもありました。
演奏を聴き合う場面では,美しい音色に着目して互いの演奏を聴き,「Aさん前よりタンギングが上手になったね。」などと友達の成長を認め喜び合う姿が見られ,達成感を味わうとともに,次への意欲を高めていました。
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