本単元は「風の強さやゴムを引く長さ,ゴムの本数を変えると物が動く距離も変わることを知り,風やゴムの働きについて自分なりの考えをもつ」という資質・能力を育むため,「車の動きの変化を,風の当たる強さやゴムの引いた長さ,ゴムの本数の違いと関連付けて量的に考える」という「見方・考え方」を,風やゴムに関する一連の実験やゲームの中で繰り返し働かせるよう単元を構成しました。
本時の車を規定の位置に停めるゲームでは,ゴムを引く長さの違いに着目し,フローチャートを用いてゴムの力の働きの調整方法やゲームの問題解決手順を考える子どもの姿が見られました。
子どもたちのノートや発言からは,「届かなかったから引く長さを変えた。」「走り過ぎたら1p短く引けばよいと気付いた。」などと,問題解決のアルゴリズムに沿った試行錯誤を経て,車の動きの調整に成功したことへの達成感を感じている姿が見られました。
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