本単元では,水溶液には酸性,アルカリ性,中性のものがあり,気体が溶けているものがあること,金属を変化させるものがあることについて考えをもつという資質・能力を高めるため,水溶液の性質や働きに着目し,発想した実験の結果を質的・実体的な視点でとらえながら探究していく学習活動を繰り返し位置付けるように単元を構成しました。
本時では,単元を通して身に付けた水溶液の性質と働きについての「見方・考え方」を働かせながら,自らが発想した実験方法によって,未知の5種類の水溶液を同定するパフォーマンス課題に取り組みました。子どもたちは,水溶液を蒸発させたり,リトマス紙の色の変化を調べたりしながら得た実験結果を基に,水溶液を一つ一つ同定していきました。
授業の終末の考察では,においや酸・アルカリなどの性質だけでなく,金属を溶かす,二酸化炭素と反応するなどの働きを見極めながら多面的に考え,水溶液の種類を同定していく子どもの姿が見られました。
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