本題材では,切った色紙の形や色から受ける感じから表したい主題を考え,そのイメージが伝わるように形や色の組み合わせなどを工夫しながら表現するという資質・能力をはぐくもうと考えました。そこで,一人一人が表したいことを見付ける活動を題材の始めに行い,その上で,形や色のよりよい組み合わせなどを試しながら,表したいことを明確にしたり,表現を見いだしたりする活動を位置付けた題材構成としました。
本時では,切った紙の形や色を見立てたり,意味付けしたりしながら表したい主題を考えるという「見方・考え方」を働かせた学習活動を行いました。
その結果,「細長く切った形が道に見えるから,これからの自分の目指すところをつくろう」など,切った紙の形と自分の思いをつなげて表したい主題を考える子どもの姿が見られました。
また,表したいことを考えるのが苦手な子どもも「切った紙の形と色が砂漠の城に見える,そこに旅人がやって来たら面白いだろう」などと物語をつくりながら主題を考えることができました。
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