本題材では,物の値段や分量,品質などの情報の収集や整理をし,目的に合った物の選び方や買い方を考え,工夫するという資質・能力をはぐくむために,自分の生活と物や金銭,環境とのかかわりに着目し,身近な消費生活を考えるという「見方・考え方」を働かせた学習活動を繰り返し位置付けました。他者を想定し,値段や分量,栄養などの情報を収集したり整理をしたりしながら,目的に合ったおみやげや昼食を選ぶことができるように題材を構成しました。
その結果,本時では,おすすめする相手の求める条件に応じて地産地消を大事にしたり,午後の活動内容から分量を考えたり,朝食や夕食のメニューで足りない栄養に気を付けたりするなど,5年生での学びを活かした観点から昼食を選ぶ姿が見られました。
授業の終末の省察の場面では,多様な価値観に気付き,修学旅行の実践に活かしていこうとする子どもの姿が見られました。
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