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オープン研修会


*** 平成30年度 オープン研修会  ***

ーーー 終了しました ーーー

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*** 平成30年10月19日 第1回オープン研修会  ***

  「道徳」の指導案はこちらをクリックしてください
    道徳的価値に照らして、より深く,より豊かに考え
          自己の生き方を見つめ直す子どもを育む学び
  ●授業学年 5年B組 小室 真紀
    主題名  「生きるということ」
         【D(22)よりよく生きる喜び】
     教材名「葉っぱのフレディ」
         レオ・バスカーリア作みらい・なな訳
◆研究協力者
 小池 孝範(秋田大学)

◆教材分析協力者
 吉沢 文武(秋田大学) 
終了後のリポート 
 ○成果
・ すべての人に訪れる「死」を見つめることで,限りある生命を意識すると同時に,そこに行き着く過程である「生き方」を見つめ直し,今をどう生きたいのかを悩みながらもじっくりと考える子どもたちの姿があった。
・ 「生きるとはどういうことか」というアンケート,フレディの人生を人間にたとえる 場,自分の生き方を見つめる場という三段構成が「よりよく生きる」ことを意識した 省察の深まりにつながっていった。


○課題
・ 本主題である【生命の尊さ】に対する考え方や感じ方を掘り下げ,【よりよく生きる喜び】という道徳的価値の意味を自分と照らしていく場において,多様な道徳的価値が内包していることを十分に捉えた上で授業を構成していく重要性を感じた。

  「特別活動」の指導案はこちらをクリックしてください
  仲間とのかかわりを主体的に求め、学校生活の充実と向上を目指す子どもを育む学び  ~よりよい人間関係を形成する学級活動を通して~
 ●授業学年 6年A組  渡部 誠一郎
  活動題 「後期の学校生活のめあてを考え,実践しよう」
 ◆研究協力者
 森 和彦(秋田大学)
  
終了後のリポート 
○成果
・本題材では,自分たちの前期の学校生活における課題を見いだし,後期の学校生活の目標を立てるために話し合い,よりよく合意形成を図ったり,意思決定したりする活動を繰り返し設定した。本時でも,自分たちが考えたキーワードに基づいて,よりよい取組について考え,話し合う姿が見られた。
・本題材での3回の学級会を通じて,話合いの終末で「クモの巣図」記録を紹介し,学級会カードを活用して次時の目標設定に生かすよう継続して指導した。その結果,発言者の偏りやばらつきが解消され,発言回数も増加する傾向が見られた。


○課題
・本時では小グループから出された意見を比較・検討させる場面で課題が残った。話合いの柱を一つに絞り,時間配分を十分に確保することによって,根拠を明確にしたより深い話合い活動が展開できたものと考える。


*** 平成30年10月23日 第2回オープン研修会  ***

  「算数」の指導案はこちらをクリックしてください
    自ら課題に働きかけ、数学的な価値を見いだす子どもの育成
  ●授業学年 5年C組 保坂 智子
    単元名  「比べてみよう 表してみよう ~割合~」
◆研究協力者
 杜 威(秋田大学)

 佐藤 学(秋田大学)
 山名 裕子(秋田大学)
◆教材分析協力者
 大内 将也(秋田大学)
終了後のリポート 
 ○成果
・生活の中にある割合の場面を学習問題や適用問題として用いることで,割合が日常生活の中で多く使われていることを意識しながら学習する子どもの姿が見られた。
・前時の省察から,子どもたちは基準量と比較量に着目して,割合を用いて比べたり表したりという「見方・考え方」を活用しようとしていた。子どもたちは,見通しの段階で本時の場面では二つの数量のどちらを基準量にするのか考えていた。学びのつながりを意識して学習に取り組む姿が見られた。

○課題
・基準量と比較量の判断についての「見方・考え方」を自覚的に用いるためには,立式の根拠をより明確にさせながら比較・検討を行うべきであった。改善策として,二つの式の意味を確かめる際に,ペアやグループで話し合う場を設け,より根拠を明らかにするために問い返し,考えを深められるようにすることが考えられる。子どもたち同士で省察しながら学びをつなげられるような支援についても今後考えていきたい。

  「体育」の指導案はこちらをクリックしてください
  自他の心身と向き合い、考えながら動きを見いだす子どもの育成
 ●授業学年 5年A組  佐々木 雅巳
  単元名 「高めよう!自分やチームの動きを 〜サッカーを基にした簡易化されたゲーム〜」
◆研究協力者
 佐藤 靖(秋田大学)
◆教材分析協力者
 伊藤 恵造(秋田大学)
終了後のリポート 
○成果
・「止める」「蹴る」「運ぶ」動きのボール操作や,前単元(ハンドボール)で得たパスをつなぐ動きやシュートに結び付く動きを高めることを目的としたタスクゲームを行い,「見方・考え方」を繰り返し用いる場を設定したことで,ゲーム時に蹴りたい方向に体を向けてから蹴ったり,パスをもらいやすい所に動いたりするなど,「見方・考え方」を自覚的に用いる姿が見られた。
・ タスクゲームとゲームの中と後に省察する場を設けた。その結果,ゲーム中には,ボール操作のコツを活かしたり,もらいやすい所に動いたりする姿が見られた。ゲーム後には,自己やチームの変容や課題について,ふり返り,次の時間へつなげようとする姿が見られた。


○課題
・チーム内でのボールを持たないときの動きの高まりをどのように意識させるのかが課題である。意識の持たせ方によって,省察の仕方が変わってくる。改善策は,ボールを持たないときの効果的な動きを明確にすることが考えられる。


*** 平成30年11月22日 第3回オープン研修会  ***

  「理科」の指導案はこちらをクリックしてください
    問題解決の流れを自ら発想し、自然界を科学的に解釈しようとする子どもを育む理科学習
  ●授業学年 4年B組 清水 琢
    単元名  「水のすがたと温度の関係を調べよう」
◆研究協力者
 川村 教一(秋田大学)

 田口 瑞穂(秋田大学)
◆教材分析協力者
 岩田 吉弘(秋田大学)
 清野 秀岳(秋田大学)
 
終了後のリポート 
 ○成果
・水が氷になっていく様子を全員が確実に観察できるよう,ドライアイスを用いたシンプルな個別実験を取り入れた。前時まで形成してきた水の蒸発についての科学概念を基に,水の実体的な変化に着目し,温度と関係付けて考えるという「見方・考え方」を働かせながら,問題をつくっていく姿が見られた。
・全員の疑問や発見を,まず自分なりに仲間分けし,その後全体の学習問題として共有していくことが,今後の探究過程への見通しをもつことにつながった。そして,水の状態変化を温度と関係付けながら調べ,水の状態と温度の関係についての考えをもつという資質・能力を高めるきっかけとなっていった。


○課題
・子どもの実験技能によっては,一人一実験で温度変化と状態変化の両方を一度に観察するのは難しい。温度と状態に分け,変化の様子をじっくりと観察することも有効であった。

  「外国語活動」の指導案はこちらをクリックしてください
  仲間や言語に積極的にかかわり、コミュニケーションの楽しさを味わえる子どもの育成
 ●授業学年 6年B組  石田 智之
  単元名 「I want to be a zookeeper.  将来の夢を語り合おう」
◆研究協力者
 佐々木 雅子(秋田大学)
 若有 保彦(秋田大学)
◆教材分析協力者
 佐々木 和貴(秋田大学)
 PATERSON ADRIAN(秋田大学)
 
終了後のリポート 
○成果
・単元のゴールの「夢発表」に向け,伝えようとする目的や内容に着目し,それらに応じた話題や英語表現,コミュニケーション方略を工夫を考えるという「見方・考え方」を働かせ,既習表現を生かして意欲的に伝えようとする活動を重ねる単元構成とした。その結果,慣れ親しんだ表現や自分の知る範囲の語彙を,実際のコミュニケーションにおいて活用しようとする態度や能力の高まりが見られた。
・既習表現を自然な流れの中で子どもの言葉から取り上げた。その結果,グループでのやり取りの中で既習表現の活用方法を見いだしながら表現しようとする姿があった。これまでの学習をつないで,表現に活用する外国語活動ならではの省察が見られた。
・コミュニケーション活動に安心して取り組める学級の雰囲気の中で,友達や教師との英語でのやり取りを楽しむ子どもの姿が数多くあった。


○課題
・子どもたちは友達とのやり取りの中で省察し,自分の表現の確認や修正を行う姿が見られたが,それを全体で共有したり,不足したものを確認できるようなデモンストレーションしたりする場面を設定するとよかったのではないか。


*** 平成31年1月24日 第4回オープン研修会  ***

  「音楽」の指導案はこちらをクリックしてください
    音を奏でるよさを味わい、思いと音を重ねる子どもを育む学び
  ●授業学年 1年A組 大山 光子
    単元名  「よびかけっこをたのしもう」
◆研究協力者
 吉澤 恭子(秋田大学)
終了後のリポート 
 ○成果
・音楽を特徴付けている要素に着目し,聴く視点を明確にし,体を動かす活動を通して呼びかけとこたえを見つけることで,曲の楽しさに気付き,自分なりに味わいながら聴く子どもの姿が見られた。
・子どもたちが,呼びかけとこたえを見つける場面で「あれ,分からなくなった。」という気付きを取り上げ,聴き直す活動を繰り返し行ったことで,どちらが呼びかけでどちらが答えなのか,省察しながら新たな課題を見つけていくことができた。
・音楽的な「見方・考え方」を働かせ,音色に注目したり,旋律を口ずさんだりするなど,聴く視点を変えながら繰り返し聴く学習活動を通して,曲や演奏の楽しさを見つけ,曲全体を味わいながら聴く資質・能力を高めることができた。


○課題
・全員が「見方・考え方」を自覚的に用いることができたのかを見取る手立てを明確にし,体を動かすことが目的にならないようにする。
・改善策としては,呼びかけとこたえを音色の視点で聴き直したり,区別した理由を問い返したりすることもよいのではないか。

  「国語」の指導案はこちらをクリックしてください
  言葉の力を自覚し、言葉とよりよく向き合う子どもを育む学び
 ●授業学年 2年C組  小松田 ひかり
  単元名 「できごとや気もちがつたわるように書こう ~2年生は,楽しいよ~」
◆研究協力者
 阿部 昇(秋田大学)
 成田 雅樹(秋田大学)
◆教材分析協力者
 大橋 純一(秋田大学)
終了後のリポート 
○成果
・伝えたいことを具体的に書くために,様子,方法,程度,理由などの材料を集め,相手に分かってもらうために必要な事柄を取捨選択するという「見方・考え方」を繰り返し働かせる単元構成にした。前時に書いたメモについてもっと詳しく知りたいことを全体で共有し,質問し合う活動を設定したことによって,1年生に詳しく伝えるためのメモを増やしている姿が見られた。
・グループでメモを増やす活動や,具体的に書けているメモを共有する時間を設定したことにより,その場にいなかった1年生にも伝わる作文にするために必要な事柄を省察する場となった。書くために必要な事柄をノートやカードに書き出し,書こうとする題材に必要な事柄かどうかを確かめるという資質・能力を高めることにつながった。

○課題
・子どもがメモの増やし方を学び,使うことはできたが,子どもがメモを増やす必要性を感じられていたか課題である。メモが作文に活かされる実感をもつことができるように,作文が書けずに困っている子どもを取り上げ,解決策を考えていく等,メモの有用性を感じることができる単元構成の工夫が必要である。


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